ドルオタでゲオタの叙情詩

二次元も三次元も好き。K-POP中心に割と幅広く。Twitter→epika_high

THE AGIT 〜THE STORY BY JONGHYUN〜

ブログを書くための休日です。
本来わたしは(特にVIPとしては)速報性重視のtwitterにレポを書く事が多く、先日のキスマイコンすら終わってすぐ友人に「何故か(ツイで)レポらなきゃならない使命感があるけど、わたしがキスマイのレポをしたところで誰も求めておらぬ…」と家に帰ってからポチポチブログに打ち込んだ。
今回はメモとしてtwitterにいくつかキーワードは書いたが、それもブログとしてまとめる為である。
このブログは自分の為に書きたい。
辛い時悲しい時に読み返す為の記事である事を最初にお詫びしたいと思う。
それから、書き忘れた事を後々追記するかもしれない事も申し訳ない。
 

で、THE AGITってどんななの?

ジョンヒョンがトップバッターなので行ってきた身としてはまずこれをお知らせせねばなるまいという使命感。後に続くテヨンペン、ギュペン、以降未定のSMアーティストペンの皆様へ届けたい。
SMTシアターのキャパは800程度。2階席がある映画館みたいなイメージ。
で、ライブの時はA列B列は撤去されてて、そこに機材とかカメラが入ってる感じ。最前からステージまでは2〜3m程度?
左右の壁がスクリーンになっててカメラの映像が。VCRは正面スクリーンが降りてきて映る。なるほどさすがホログラムミュージカル用の会場。
 
【注意点】
①ペンライトについて
基本的に韓国仕様のスティックペンラのみ使用可の様子。日本のでも同型のものなら多分OK。
他のペンライト(例:東京ドームの時のリストバンド型)を持ち込むと公演中に「消して」と言われる事案が多々発生。
しかしスタッフによって対応がマチマチ(…)な為、前の日はお咎めなしだったのに今日は怒られたなど。
とりあえずライブ中に水を差されたくないのでスティック型をオススメしたいと思います。
 
②カメラ注意
狭い会場でとてつもなくアットホームなのでカメラが客席をやたら撮る。
今後の公演もそうかはわからないが、ペンと会話したりなど平気でしてきます。
前後左右のペンちゃんが映ってる時に自分も映り込む可能性があるので、映りたくない場合は顔を隠すタオルなどあると吉。
 
③グッズについて
基本的に1人各1個までの制限つき。
行く日にもよるかも知れませんが、一部商品がすぐ無くなります。
わたしの場合10/4の公演前、13時のグッズ販売開始に向けて朝9時から並びましたが(※100人以内には入ってたと思います)マグカップもペンラもねぇっていう悲しい出来事がありました。
基本、数用意してないです、奴ら。
ただ韓国ペンが鬼の形相で文句言ってたのでジョンヒョン以降のAGITでは改善されるかも知れない。
 

THE STORY開幕!!!

 実は今回、ちょっと積んだのですごい席で見ることになってしまいました。
 
10/3(土)16時公演→二列目ど真ん中
10/3(土)20時公演→後ろから二列目真ん中寄り
10/4(日)→10列目ステージ左側
 
しょっぱなからとんでもない席で見る事になってしまった。
順序が逆なら心の準備もできただろうに…、しかしそんな事を言っても仕方がない。
やるっきゃない、土井た○子以来の「きゃない」発言である(byユリ○カ超特急)
便宜上参戦した公演を上から①②③と呼ぶ事にする。
 
 
 
 
↓↓↓以下ネタバレを思いっきり含む↓↓↓
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
【オープニング~ハレルヤ】
会場の照明が落ちて正面スクリーンにTHE STORYの短い映像が写る。
それが消えるとペンラの海の中で上がっていくスクリーン、じょんの「one,two..」のカウント、Deja-Booだ、照明がつく、くっっっっっそイケメン登場、ここからこの会場にいる800人は天国への片道切符を手に気持ちよく死んでいくこととなる。
衣装はハレルヤの衣装にグレーのジャケット、前髪は下ろしてやや癖のあるパンな髪型、①③はニットが白だったような、②は黒、多分、ここ記憶曖昧。ちなみにボトムは黒のレザーパンツ。
もちろんこの場にはジョンペンしかいないので、SMTのときのが嘘のように掛け声が最大ボリュームで飛び交う。そしてじょんの笑顔、軽快なステップ、響く歌声、オゥ…ココガ天国デスカ。
そしてジャケットを脱いでのハレルヤ。
ここで思わぬ事態が発生、①にて余りに距離が近い為隣の友人が「どうしよう、顔じゃないところを見てしまう…」「わたしもです…」あのタイトめの革パンに視線がどうしようもなく吸い込まれる。
明らかに視線が下がっている事を本人にバレないようにこちらも必死。しかしハレルヤなので足は開くし腰も動く、もう自分の意思と視線がまるで天使と悪魔の囁き合戦の様相。じょんとじょんのじょんとじょんぺんとの戦であった。
なお、②③でも結局見ているところは股間である。近いとか関係なかった。(友人→レザーパンツがあかんねん、わたし→ハレルヤの振り付けもダメだと思いますよ)
余談ですが余りの近距離にわたしはだらしなく開いた口から終始ヨダレが止まらず、本当に(I'm your boyの)タオル持っていっておいてよかった…涙拭く用と思ってたらまさかのヨダレ用だった…。
 
【MC~ジュリエット
一人ステージに立つじょん。
ㅎㅅㅎあにょはせよ、しゃいにじょんひょんいむにだ。
その後ステージ後ろの黒幕が開いてセットとバンドメンバー登場。
セットはじょんの部屋をイメージしているようで、黒い壁とか絵画とかスタンドライトとかキャンドルとか、すごくじょんっぽい。
そしてステージに長ソファーと一人掛けソファー、スタンドマイクが運び込まれる。
冒頭MCにしては割と長めに喋ります。コロコロ表情を変えながら、合間にペットボトル(水じゃなくてお茶。ラベルがなかったけど多分じょんがいっつも飲んでるホッケ茶だと思う)を手にしたり。
MC中に英語、日本語、中国語でモニターにこんな感じの文章が。
 
僕のコンサートは僕の話が多いので韓国語でお話することになります。
海外のペンの皆さんには言っている事がよく理解できない場合が多いと思いますが、心に通じる事を願っています。
 
どっと沸く会場w
そして各国の言葉で一応挨拶してくれるんですが、ここで国民性が浮き彫りに。
 
hello?
\Fuuuu~♪/
 
こにちは~
\こんにちはー♡/
 
大家好~
\くぁwせdrftgyふじこl!!!/
 
個人的にコレだいぶジワる。これ、面白かった。
MC後はスタンドマイクでジュリエット。じょんがソロで歌うジュリエット本当に好きで、作詞したのがじょんだからしっくり来るのは当たり前なんだけど、なんともねちっこくてエロ甘い。SHINeeの明るいダンスナンバーの印象とは全然違うので是非聞いて欲しいと思います。

 

【PLAY BOY~Red Candle
ジュリエットの後、じょんは捌けてお着替えタイム。ダンサーさんが踊ってます。
左手のセットのドアから登場後、一人掛けのソファーに座ってPLAY BOY。
じょんがEXOに提供した曲だけど最近本人が歌ってくれてすごく嬉しいw
両手にヨジャダンサー、ここからエロいじょんがどんどん出てくる。
衣装はボトム共通のダメージ黒デニム、①襟なし?白シャツ(ボタンそんなに開いてなかった)②黒シャツにシルバーライン③黒地に白柄(ちょっとチンピラ感)
黒シャツの時はボタンばっくり開いてます。もちろん(わたしが勝手に思っている)チャームポイントの胸の真ん中のホクロもガン見。
No more、Red Candleと更にエロモードで畳み掛けてくるんですが、本当にあざとい。囁きのエロさとか吐息のエロさとか、あざとい。だがそこがいい。オスのじょん。
 
【ゲストMC】
3曲終わったら、MCに突入。
ばっくり開いてたシャツのボタンをもそもそ閉める様がとてつもなく可愛い。
スタッフさんがゲストに渡すお土産をサイドテーブルに置いて、じょんにゲストからのお手紙を渡す。
手紙を読み上げてゲストさん登場。
 
①女性歌手さん。バラードを歌ってくれた、すごく綺麗な歌声。優しくて可愛いヌナ。お名前わからず申し訳ない…。
②ジャージの男性。芸人さん?多分最近本を出版して「ジョンヒョンと同じ時期に出してしまって気まずい」って言ってた人だと思う。本の朗読と謎のリップシンク芸を披露w鮮やかなスカイブルーのTシャツとスマホケースが特徴。
③プルンバムでお馴染みのナインさん。ナインさんも本当に綺麗だったし、歌声も素敵。喋ってる時のハスキーめな声とまた違う、ナインさんの事もっと好きになった。
 
長ソファーの方に二人で座って話すんですが、女性ゲストさんの隣でニコニコしながら話してるじょんはワンワンすぎて、あんな目で話しされたらわたしなら500%好きになってしまう。
②の時にゲストさんの本を二人で女役ゲストさん、男役じょんで読み上げたんですが、かっこいいセリフを言った後にジタバタ暴れるのもすごいかわいい…。
そしてゲストさんからのリクエスト曲を1曲軽く歌って(ナインさんがリクエストしたMJの曲とか最高だった…)一緒に写真撮影して、じょんがお土産を手渡してトーク終了。
このコーナー意外と長いw
じょんが捌けてゲストさんが2曲歌ってVCRへ~
 
【VCR①】
いきなり上半身裸(下はなんか可愛いパジャマのハーパンっぽい)でベッドでゴロゴロするシーンからスタート。
カメラワークと表情が秀逸すぎる。枕に顔をうずめて上目遣いだったり、目を細めて気だるい表情だったり、とにかくすごいジョンヒョンをひたすら見せられる。ありがとうございます。途中やや「安心してください履いてますよ」っぽいカットもあったように思う。で、昼→夕方→夜まで時計を何度か眺めながらひたすらゴロゴロする。
夜8時頃に「あ、やべ」っとベッドから抜け出し洗面所へ。
さほどないヒゲ剃りシーン。クリームをヒゲの形に塗ってみたり、唇を尖らせてみたり、ここも鬼のような可愛さ。
洗髪シーンも濡れた髪を逆立ててみたり、その度にへへっ♡顔なのでつまり私たちは死んでいくしかない。
続いてお着替えシーン。カウボーイ風の格好でBANG☆とか、おもちゃの木馬にまたがいてはいどーはいどー。タキシードに着替えてシルクハットを被ってセルカ。それをSNSにUPすると続々とコメントが届き、満足そうにそれを見てニコニコ。
また時計を見ると「あぁ!やべぇ!」顔で急いで着替える(この着替えは衝立で見せてもらえない)赤チェックのシャツに着替えてラジオの為に出勤、で終わり。
 
とにかく破壊力がすごいシーンしかない。
この映像ブルーレイにしてくれたらジョンペンはブルーレイ割るほどリピートすると思う。映像化されなかったら一生SMを恨むことになる。
 
【ラジオコーナー】
ON AIRの文字が灯る机。
緩めのニットにジーパンに着替えて前髪アップ、なるほどヘアセットがあるから割と長く時間があったわけで。それにしてもどっちのパターンも1公演で見れるのは画期的だしめちゃくちゃいいと思う。
U&I(コール&レスポンスするたびにめちゃくちゃ嬉しそう)の後、サイドボードからお手紙を取り出してリスナー(というか会場にいらっしゃる方)のお悩みを読み上げて、対話。
この次に歌う曲は毎回違うようで、お手紙の内容に沿った曲を毎回変えて歌う。
終わったらまた客席のペンと会話したり、カップルいじりをしたり、結構自由に楽しい雰囲気。
ワンフレーズだけペンちゃんからのリクエストを歌ってくれるんだけど、③がまさかの「瞳をとじて(平井堅)」!!!!韓国語の歌詞で歌ってたけど途中で
ㅎㅅㅎた~とえ~……
と日本語に引っ張られてるのめっちゃ可愛かった…。
 
【미안해~산하엽
がらっと雰囲気が変わって、ここから号泣モード突入。
じっと目を閉じて歌う미안해、息すら忘れるくらい一気に引き込まれる。
ひっく、とじょんの肩が震えて、嗚咽と掠れる声、嘘みたいだけど毎公演涙が出るほど感情を込めて歌ってるんだと思う。
미안해の後、하루의 끝のMVが一部流れる。

ハットを外して涙を拭ってきたじょんが続けて歌うこの曲は優しすぎて苦しい。
 
お疲れ様でした
本当に頑張ったね
あなたは私の自慢です
 
冷たそうに見えるとも言われる、気が強く思われる、ジョンヒョンが一日の終わりに優しく優しく語りかけてくれる、誰にでも「今日は疲れた」という日はあるし、みんな楽しいばかりの生活じゃない。その中で大丈夫、君は頑張ってるんだよ、今日はゆっくり休んでね、そんな事を歌ってくれる人がいる事は幸せな事だと思う。
 
薄いスクリーンが降りてきてステージで歌うじょんに雨で濡れる窓ガラスが重なる。
산하엽、じょんの隣に白い花が揺れる。
露に濡れると花びらが透明になっていく山荷葉が透き通って、それでも上を向く。
一つ一つの歌詞が心の奥までじんわり染み込んで涙もボロボロ流れる。
 
【VCR②】
涙もひかぬうちに大興奮のVCRが再度開始.
今度はラジオが終わって帰ってくるシーンからスタート。
車を運転しながら窓から手を出して(危ないよ!良い子はマネしちゃダメよ!)笑顔の帰り道。
その笑顔の理由は玄関を開けた途端に駆け寄ってくるルーちゃん(ダックス♀)なんだろうと思われる。ルーちゃんとちゅっちゅちゅっちゅ。
切り替わってシャワー後の上半身裸、また裸!そう!でもそれが見たい!結局あのイイ身体!わりと綺麗な肌!このシーンはわりとカット短め。
部屋着に着替えたじょんが冷蔵庫に寄りかかってビールを飲んでふぅ…と息をつく。最近はビール飲めるみたいな話もしてたので、ちょっとお酒強くなった様子。
ソファーに座っているじょんが何やらウットリした顔でスクリーンを眺めている。
その内容がまさかのSHINeeのライブ映像wwwwwwwwww
歌う自分の姿に満足げな笑み。
踊る自分の姿に恍惚の表情。
なんだこれ、めちゃくちゃ面白いじゃないかwww
そのあとはお仕事。眼鏡でキーボードと楽譜の前に座る。
メガネ、ここへきてメガネまでねじ込んでくる公式の強欲さ。ありがとうございます。
最後は口パクで何かカメラに語りかける、なんだろう?チャルジャ~かなぁ?
 
【그래도 되지 않아?~Crazy】
그래도 되지 않아?の後に最後のMCをしながらジャケットを羽織るんだけど、これがクソ下手くそでモタモタモタモタするのでたまらない。
③の時はすっと着れたけど今度はシャツが袖口でひっかかってそれを直すのにモタモタ。
①黒シャツに赤ベスト、タイ無し、赤ジャケット(ㅎㅅㅎこちゅじゃんえよ)
②お馴染みのミント、白シャツ、タイあり。
③黒シャツ(ごめん白だったかも)、黒ベスト、タイなし、黒ジャケット。
 
ㅎㅅㅎ今日は面白かったですか?
\ねー!!!/
ㅎㅅㅎぼく、かっこよかったですか?
\ねー!!!!!/
*ㅎㅅㅎえっへっへっへっへ♡
 
どれほど可愛いか伝わると嬉しい。
そしてラストcrazy、さっきまでフワフワ喋ってたのに一音目が始まるといきなりスイッチが入って別人と化す。スタンドマイク片手に頭を振り乱し鋭い眼光。
胃が裏返りそうなくらいかっこいい。世界がジョンヒョンに恋をするべき。かっこいいが過ぎる。
ラップ部分も全部歌うのでしびれっぱなし、最後あのポーズで終わってそのシルエットにスクリーンが降りてきても震えが止まらなかった。
 
【VCR③~Beautiful Tonight】
アンコールの声が響く中VCRスタート。
本編中のVCRのメイキング。
ふわぁ~と大口であくびしてるところとか、いつものように椅子に座ったままくったり寝てるところとか、ルーちゃん抱っこしてるところとか。
言わずもがな可愛い。当然のように可愛い。
フォーチュンクッキーとBeautiful TonightというBASEのボーナストラックがアンコール曲。
①②Tシャツにワッペン付きデニムジャケット
③白トレーナーに白キャップ
バンドメンバー紹介中に軽く踊ったり真似したり。
最後のBeautiful Tonightは長尺、コール&レスポンスメイン。
 
Oh Beautiful Tonight, Oh Say Oh Say, Oh Say Oh Say
 
このフレーズを会場全体が口ずさむ。右半分~とか左半分~とかみんなで~とか、この時本当に楽しそうだし、私たちもすごく楽しい。
グッズのKazooもここで登場、ジョンヒョンはやはり吹くのが上手い。肺活量もあるからかな?
バンドメンバーにも無理やり歌わせる。ドラムの人が美声で超上手いw
終始本当にいい表情でこういう顔をもっとSHINeeの活動の時にしてもいいんじゃないの?と思うんだけど、これを見れるのはジョンペン冥利に尽きるところがあるのかな…。
曲が終わってスクリーンが降りてきてもジョンヒョンのお礼の言葉は会場に響いた。
礼を言いたいのはよっぽどコッチの方である。
こうしてTHE STORYが終わった。

ここがすごいよキムジョンヒョン。

 誰しもが真っ先に「1日2公演とか2公演目死んでるんじゃないの?」と心配をしたと思う。あんなにムキムキなのに基本体力がないのをシャヲルは理解しているし、それまでの(負の)実績もある。
しかし友人のプロのジョンペンは「大丈夫、ソロだと絶対頑張れるから」と圧倒的信頼感を持っていた。
わたしはと言えば1公演目があまりに全力だったので正直信じてなかった。
しかし彼は同じモチベーションで2時間半×2公演を見事にやってのけたのである。
信用してなかった自分を殴り飛ばしたいほどに。
さすがに日曜日の公演は少し疲れてたけど、それも全然、すごい頑張ってたし、声出しにくそうなところに寧ろ心揺さぶられる。
 
あとは本当に優しいなぁというのがよくわかった。
ゲストの方と話してる時とか、やっぱりじょんがイイ子だからこういうイイ人達が周りにいて、いい環境の中で歌えてるんだな、と思う。
ラジオコーナーも本当に真剣に聞いて真剣に答えてる感じ、理解ができてないわたしでも言葉言葉でなんとなく雰囲気がわかるし、喋り方が本当に優しい。
低いトーンの声で、お兄ちゃんのような、弟のような、友達、先生、恋人みたいな、遠くの席の人ともしっかり目を合わせて語りかける。
ラジオでのそれを間近で見れた事は大きかった。
そして真剣に語ってるのに少しふざけて自分で笑ったり、でも最後には絶対に「大丈夫だよ」「上手くいくよ」「頑張ってね」と励ましてくれる。
意味がほとんどわかってない癖に思い出すと何故か泣ける、すごく穏やかな時間だった。
 
もう1点。ジョンペンの中ではよく聞く話で、自分には縁遠いと思っていた件を体感できたので書く。
奴のピンポイントペンサは本当にピンポイントだった。
「今わたしを見てたかも」では無くて「今わたしを見ている」というのがハッキリしている。逆に言うと「今のはわたしに向けてではない」というのもハッキリわかる。
アイドルとしては会場のキャパがデカくなるだけ損な技術だ(※どちらかというとなるべく多くの人に錯覚させるスキルの方が得なはず)
しかしある意味すごい、ドラクエで言うところの毒針(通常の攻撃力は低いが急所に命中すればどんな相手も一撃で死ぬ)のようなもので、全部持ってかれる。
そして崩れ落ちるシャヲルを見ては満足げに目を細めるのである。
かの銭形は言った。
 

銭形「くそぉ、一足遅かったか。ジョンヒョンめ、まんまと盗みおって。」

シャヲル「いえ、あの方はなにもとらなかったわ。私のために歌ってくださったんです。」

銭形「いえ、はとんでもないものを盗んでいきました

シャオル「…?」

銭形「あなたの心です」

 
なるほど、ガテンがいった。これか。これなのか。
そして多分あの子は「あぁ…はぁん…チョアヨ、ノムチョアヨ…(*♡д♡)」という顔をしていると嬉しそうである。例えそれがババアであっても。
 

ペンは個か群衆か。

ジョンヒョンという人間を語る時に、わたしはいつもこの言葉を思う。
ここからはわたしの勝手な想いを綴るのでさらーっと流せばいいんじゃないかな。
且つわたしが彼の事を好きな部分であり、同時に嫌いだと思う部分だ。
彼はペンを群集という一塊として余り認識しておらず、個の集合体として認識しているように思う。
1人ずつのペンに、今ライブ会場であるココまで来たストーリーがあって、どういう経緯で自分の事を好きになってくれたんだろう?あのペンが満足して幸せな気持ちで帰ってくれるくらい自分は頑張れたのか?とそこまで考えてしまうタイプに見えて仕方がない。
 
ある程度SHINeeというグループを知っている人ならばわかると思うが、彼はあまりにも感受性が強すぎる傾向がある。
人の悲しみを自分の悲しみにように思い、人の喜びを自分の事のように喜び、人の受けた傷を見て自分も傷つき、そしてジョンヒョンの事をよく知らない人間はその事を知らず様々な言葉を浴びせていくし、本人は受け止めなくてもいいようなものまで両手にいっぱい抱えてしまう。
さらに『多くの人にとって不快ではない人間になりたい』のが彼である。『多くの人に愛されたい』ではなくて、あくまで自分の姿を見て、声を聴いて、不快に思う人がいたらその人に申し訳ない(自分は仕事で公の場に出なければならないという点も加味して)という考え。
一時女性卑下の問題が取り上げられたが、これも上記の2つが絡まりあっているように思う。彼の人間性を見る上でとても興味深い記事なので是非機会があれば読んでいただきたい。

努力は惜しまないし、忍耐もある。

それでもこんな生きにくい生き方を芸能人という特殊な人間がやれば、キャパはオーバーするし心も身体もズタボロに傷つくのは目に見えているからわたしは嫌だと思う。
現にあの子は割と体力もないし、コンディションのイイ時も悪い時も全部が顔に出る。
でも上手く逃げれるならとっくにそうしているだろうし振り切れてるはずで、そんな生きにくい生き方しか出来ないのがあの子なんだろうし、そこが好きだと思っている。
 
ご飯も食べないし、不眠症だし、ラジオでは「悪い夢をよく見る」とか言うし、すぐゲッソリ痩せるし、こっちが心配になる案件ばかりで構成されているアイドルなど全身全霊をかけて推すには余りに脆い。
それなのに、あの犬みたいな笑顔とかぐじゃぐじゃの泣き顔を見ると、これから先も痛みも喜びも共にして行きたいと強く思う。
恐ろしいことに何故かわたしはまだ自分の事をライト層だと思っている(やってることはヘビー層だし、考え方は超ヘビー級なのに)
まだ1年未満のシャヲルの言う事なので、まだまだ先は長い、はず。
 
今はとりあえずジョンヒョンが変な新興宗教に洗脳されない事ばかりを祈っている(そういうの引っかかりそうなKドル上位)
あとは一緒に見ていた先輩ジョンペンさんと「ルーちゃんにはあと50年くらい生きててもらわないと困る」「クローン作りますか、バレないように変えつつなんとかしましょう」という相談をわりと本気でしていた。
 
自称まだライト層のわたしは今後も何事も惜しまず例え無理をしたとしても彼に会いに行こうと思う。
ジョンヒョンがくれるものはいつも返せないほど大きい(握手会で塩対応だったとしても)
人として大きくて(背は低くても)優しくて繊細で可愛らしくてかっこいい、彼はもっと人に愛されてもいいのではないかと思うが、それもまた少し寂しいと思うのが複雑なところでもある。
わたしのTHE STORYは終わってしまったが、きっとまた会えると(今月末ペンミじゃんとかいうのはちょっと違う)信じて、その日までわたしは彼の声を聴く。
 
수고했어요
정말 고생했어요
그댄 나의 자랑이죠